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新開発商品の試験施工~下地処理~@栃木県佐野市



 いつもお世話になっております。
 株式会社素材工房でございます。



 先日このブログに書いた 新商品試験施工用 下地設置工事 の続きを載せます。
 工事場所は、前回と同じ株式会社ソーセキの下彦馬工場でございます。

 今回は、石膏ボードの目地部分とビス穴を想定して空けた穴部分をパテ処理して施工面を平滑にして、仕上げの材料を施工した時に表面に凹凸ができないようにいたします。

 ここまでの作業が内装を仕上げる際のいわゆる下地作りとされている工事でございます。

 日本の建築物の90%以上はこの石膏ボードが下地として使われております。

 内装を仕上げる際、この石膏ボードの繋ぎ目や固定するために打ったビスの穴を何も処理しないでそのまま仕上げの材料を施工してしまうとその部分が凹んで仕上がりの見た目が悪くなってしまうので、とても重要な工程になります。

 この下地処理がきちんとできているかいないかも腕の良い職人さんを見極める一つの指標になります。下地処理がキチンとできる職人さんは仕上げの腕も良い方がほとんどです。私が見てきた職人さんで腕の良い方は、下地処理も上手な方でした。

 普通は、仕上がりのキレイさに目がいってしまいがちですし、ほとんどのお客様は仕上がった状態しか目にする機会がございませんが、もし見る機会がありましたら少し気にして見てみて下さい。

 そして、平滑に下地処理が行われている時は、職人さんを褒めてあげてください。普段一般の方から言われないような部分を褒められると嬉しいものだと思います。


 石膏ボードは1820㎜×910㎜程の大きさ~の販売となりますので、一つ一つがこのくらいの広さの施工面ですとボードの繋ぎ目は発生しませんが、仕上がり時の繋ぎ目部分の処理方法を確認する必要もありましたので、あえて繋ぎ目部分を作っています。




貝てきペイント下地処理@下彦馬
①養生
 枠の部分に材料が付かないようにマスキングテープで養生します。
貝てきペイント下地処理@下彦馬
②パテ処理
 ボードとボードの繋ぎ目(目地)、ビス穴部分をパテ処理します。今回は仕上げ材と同じ物(共材)を使います。
 上を少し残しているのは見学に来ていただいた際に施工方法を説明する時にわかりやすくするためです。

貝てきペイント下地処理@下彦馬
 今回の新商品は、ホームセンターなどにも拡販する予定のため、弊社の工事では使用することのない一般的な合成樹脂のパテ処理材との相性も試してみました。
貝てきペイント下地処理@下彦馬
③パテ処理の仕上げ
 パテ処理が終わりましたら、サンドペーパーで凹凸を削って平滑にします。
貝てきペイント下地処理@下彦馬
※シーラー処理
 こちらも弊社の工事で普通行わない作業ですが、一般販売も見据えてシーラ―との相性を確認しするため今回施工しました。
貝てきペイント試験施工@下彦馬
④下地処理 完了
 なぜマスキングテープが施工面に貼っているのは仕上げ工事時の様子を載せたブログで紹介いたします。
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