いつもお世話になっております!
株式会社素材工房でございます!!
先日、㈱アンビエックスにて設計させていただいた 賃貸マンション“『久我山エコマンション』のオーナー様より自室の障子の設置工事のご依頼をいただいたきました!
本日の記事はその【障子の後付け設置工事】の報告でございます!
設置日の前に一度下見に行っておりますので、工期と致しましては2日でございますが、お時間は両日とも半日程度なので合計1日程度の作業になります。以外に簡単に設置可能です!
下見と設置の時間は一瞬ですが、制作には1~2週間程かかりますし、お客様とのイメージ共有のための打合せも必要になりますので、日数は最低でも半月ほど必要になります。
●工事の流れ
初日:下見(所要時間1~2時間)
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お客様とのイメージ共有ための電話&メールでの打合せ(数日)
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製作依頼
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障子 と 後付け枠 の製作(1~2週間)
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設置工事!(所要時間2~3時間)
住宅の窓枠はどんなに直角に見えても必ず多少の歪みが生じています。築年数がある程度経過していればなおさらです。さらに、障子自体も天然の木を使用しているため、完全に直角とは限りません!
人間の目ではほとんどわからないくらいのわずかな歪みですが、いざ障子をセットしてみるとそのわずかな歪みで隙間が出来てしまいます。
これでは、せっかくの障子断熱性能も台無しです。
ですので、枠と障子の縦桟は少し長めに残し、現場での微調整が必要なのです。
後付け枠とは、障子を後設置するため、既存の上下枠に被せなければいけいない枠のことを言っています。正式な呼び名があるのかわからなかったので、とりあえずこう呼んでおります。
障子を設置することを前提としていなかった窓の窓枠には、障子をはめるための溝がありませんでした。
溝が入っていない既存の枠に後から障子用の溝を掘り、それに合わせて障子を作成するとなるとかなりの手間がかかり、費用が高くなってしまうので、『工期を短く・費用を安く』するため今回はこのような方法を提案させていただきました。
上下の枠が二重になってしまうし、窓も少しだけ狭くなるので気になるんじゃないかなー(^_^;)と設置する前は心配しておりましたが、納まってみれば以外に気にならなかったです。
お客様からもお褒めの言葉をいただきました(^o^)
障子は、隙間が少なく窓と障子の間にしっかりとした空気層ができるので高い断熱効果を持ちます!
断熱性能が高いので、夏は冷房の涼しい空気が外に漏れず、外から暑い空気が入り込むのも防げます。冬は冷たい空気をシャットアウトし、暖かい空気を逃がしません!
和紙と木でできているので調湿機能もあります。湿気の多い日本の気候に良くあいますね(^^)
近年、窓に着けるものと言えばカーテンが当たり前になっておりますが、障子にもたくさんの良さがあります。新築・リフォームの際は、一カ所だけでも障子をご検討いただけましたら嬉しいです。