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【これが職人技!】『貝てき漆くい』施工編~左官職人~

貝てき漆くい施工風景

 いつもお世話になっております!
 株式会社素材工房~有害化学物質を使わない建材・工事~です!!

 先日現場に行った時、弊社の商品である『貝てき漆くい』を施工しているところだったのでその様子をアップ致します!

 経験したことがある方ならわかると思いますが、漆喰などの塗り壁をコテで壁と天井に均一に平らに塗ることはとても難しいです。素人がやるとついつい厚みもバラバラなうえに分厚く塗ってしまいがちです。



 近年では、粗くコテの波を付けて表面にワザとランダムな凹凸をつけた壁が流行りですね。

 しかし、左官職人さんの腕の見せ所は、どれだけキレイに均一に塗ることができるかなのです。

 左官職人さんは、修行を始めた頃は、壁や天井に均一に材料を付け、気温や湿度を元に表面の乾き具合を見極めながらコテで表面をなぞってコテの跡を消してツルツルに仕上げることが良い仕上がりだと教わります。

 初めてコテの跡を残してランダム仕上げて下さいと言われた時は戸惑ったという声を職人さんから聴いたことがあります。

 均一に平滑に仕上げることが基礎となりますので、ランダムな仕上げでも上記の技術がしっかりと身についている職人さんとそうでない職人さんでは仕上がりに差がでます。



 また、部屋の隅っこや壁が複雑に入り組んでいる部分をキレイに仕上げることも大変な技術を要しますので、部屋の隅っこを見てどれだけキレイに仕上がっているがでも腕の良し悪しを判断できます。

 どれだけ均一に塗られているかはパッと見には判断できませんが、これは素人でも分かりやすい指標になると思います。漆喰や珪藻土のなどを塗られているお宅は気が向いた時にでも部屋の隅っこを見てみて下さい。



 神社仏閣の白い壁がキレイに平滑に仕上がっているのを、何気なく目にする機会があると思いますが、あの壁を造るのは大変は技術を必要とします。今度の初詣でツルツルの白い壁を目にした時は、左官職人さんの技術に思いを馳せて見てあげてください。


 大工さん同様、左官職人さんも年々数が減り続けております。なんとかこの技術を後世にも残してゆきたいですね。

 この現場に入っていただいていた職人さんがとても上手だったので、思わずブログに書いてしまいました(^o^)


貝てき漆くい施工風景
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