貝てきペイント ~もっと身近に漆喰を!簡単施工の“しっくい”塗料~
- 商品名
- 貝てきペイント
- 価格
- 18,000円(税別) ※別途送料、
- 販売単位
- 1袋~
- 内容量
- 10㎏/袋
- 施工面積(㎡/袋)
- 20~30㎡(塗厚0.5㎜以下)
[砂骨材スリムローラー(極細目・細目・標準目・粗目)のいずれかを使用]
※ローラーのメーカーは『大塚刷毛製造株式会社』を推奨しておりますが、必ずしも『大塚刷毛製造株式会社』でなくとも構いません。
※塗り重ねる回数、使用するローラーの目の粗さ、下地の状況により塗面積は異なります。
※目が粗くなるにつれ塗り厚が増すので、塗面積は少なくなります。
※下地の状況や施工方法等により、1袋あたりの施工可能範囲は増減します。
- 成分
- 焼成貝(ホタテ)、ドロマイトプラスター、、酸化チタン、炭酸カルシウム
- カラー
- ホワイト
- 商品発送日
- 翌日発送(土日祝日を除く)
- 保管方法
- 未開封:日の当らない湿気の少ない涼しい場所にて保管
開封後:空気が入らないよう袋を密閉し、日の当らない湿気の少ない涼しい場所にて保管
撹拌後:できるだけ空気に触れないようにビニールなどで落し蓋をしてから蓋を閉めるなどして密閉保管してください。
- 注意点
- 塗り厚が薄いので、下地の凹凸やヒビ割れは表面の仕上げに影響がでます。ご注意下さい。
水の吸い込みが激しい下地や塗装面の状態が悪いと施工できない場合があります。
アク止めの効果はございません。コンクリート、モルタル、合板、ヤニなどで汚れている壁等に施工される際は、下地調整を行って下さい。
- 備考
- カラー(グレー、レッド、イエロー、グリーン、オレンジ、ブラウンなど)開発中でございます。もし色を付けたい場合は、弊社にご相談ください。
●安全
自然素材から作られており合成樹脂や有害化学物質を使用しておりませんので、VOC(揮発性有機化合物)によるシックハウスの心配がありません。
通常の取扱いにおいてシックハウス対策規制建材の告示象対外製品ですので、内装制限をうけません。
●吸湿
ポーラス形状(多孔質)なホタテの貝灰は、通常の漆喰ではありえない吸湿性を有します。さらに、空気中の有害化学物質もある程度分解してくれます。
※通常の漆喰は湿気を透過するので吸湿性能はほとんどありません。
●消臭
ポーラス形状(多孔質)なホタテの貝灰が、臭いの元となるアンモニアを吸着し、分解してくれるので何年経過しても消臭効果が持続します。
●抗菌
アルカリ性で強い殺菌効果を持ちます。病院や公共施設でも安心してご使用になれます。雑菌類も殺菌してくれるので、カビも発生しにくく室内の空気をキレイに保ってくれます。
本来なら産業廃棄物となってしまう干し貝柱などを製造した時に出るホタテの貝殻を原料として使用しております。さらに、全て自然の物が原料なので製造時も廃棄時も環境を破壊しません。
不燃材料でございます。燃えるものを成分として使用おりませんので、キッチンなどの火器使用室にも安心してご使用いただけます。
万一火事が起きてしまい、材料が燃えてしまっても有毒ガスが発生することはございません。
●急激な乾燥は施工不良の原因となりますので、極端な乾燥・高温条件での施工は避けてください。
●過度の通風や湿度も色ムラやクラックの原因となる場合があります。
●施工マニュアルを必ずお読みください。
石膏ボード、クロス類(ビニールクロス、紙クロス、布クロスなど)、セメント類(モルタル。コンクリートなど) 等
※下地の表面処理によって剥がれてきてしまう場合がございますので、必ず目立たないところで試塗を行って下さい。
●開封後は、できるだけ早くご使用ください。
●お子様の手の届かないところに保管してください。
●気温が5℃以下、または凍結の恐れがある場所では保管しないで下さい。
(袋の中身が湿気を吸って固まってしまった物は使用できません。)
【注意点】
●また、長時間皮膚と接触した場合、あるいは体質によっては短時間接触しただけでも発疹やかぶれ等の症状をおこす場合があります。
●危険防止のため、ビニール袋またはゴム製手袋、安全ゴーグルを着用してください。
●粉じんや飛沫の発生する可能性のある場合は、マスクを装着してください。
微温湯で十分洗い、スキンクリームを塗ってください。
●眼に入った場合
こすらず流水で十分洗い、医師の治療を受けてください。
●誤飲した場合
多量の水で十分うがいをし、医師の治療を受けてください。
●吸入した場合
多量の水で十分にうがいをしてください。多量の場合は、直ちに医師の治療を受けてください。
施工方法
◇ 用意するもの
・撹拌用容器(20ℓ以上の容量があるバケツなど)
・ハンドミキサー
・砂骨材スリムローラー 極細目 (『大塚刷毛製造株式会社』を推奨)
・刷毛 (のぞみ『大塚刷毛製造株式会社』を推奨)
・マスキングテープやビニールなどの養生用品
・目地・下地処理用のコテ、パテヘラ等
◇ 練り方
① 撹拌用容器に水 8 ℓを用意し、バケツの中に先に水を入れておき、貝てきペイントを少しずつ投入しながらハンドミキサーで撹拌します。粉を全て投入し、十分に撹拌した後、追加で500mℓ~1ℓ程の水を材料の状況を見ながら少しずつ投入して下さい。
《 注意 》
十分撹拌する前に、水を投入しないで下さい。始めは硬く感じますが撹拌していく内に水と馴染んで軟らかくなって行きます。
追加する水の量は、気候、気温により変化致します。ご自分の塗りやすい硬さに調整してください。
② ①工程の終えた後、偏りが出ないように再度よく撹拌してください。水と材料を馴染ませるため蓋をして一時間以上置いておきます。
③ ②の工程を終えたら、もう一度よく撹拌し、塗装をはじめてください。塗り始める前に硬いと感じたら、水を少しずつ足して塗装しやすい硬さに調節して下さい。
この時、水を多く入れすぎると軟らかくなりすぎて塗装しにくくなりますのでご注意ください。
④ ②の工程後、翌日まで時間を置くと、貝てきペイントと水が馴染んでより塗りやすくなります。
時間を置いた貝てきペイントは、施工前に再度良く撹拌して使用して下さい。また、塗装時もこまめに撹拌しながら塗装していただくことで、材料の偏りが無くなり結合不良を防ぐことができます。
【撹拌時の注意点】
※保管中や配送中に偏りがでる事が考えられますので、できれば一袋を全て一度に撹拌して下さい。少量だけ撹拌すると結合不良をおこす可能性がございますので、お気を付け下さい。
※カラーは、色粉が偏りやすいのでホワイトよりも時間をかけて十分に撹拌した後、蓋をして3時間以上馴染ませてください。
※貝てきペイントは強アルカリです。撹拌の際には必ずゴム手袋、マスク、メガネを着用して下さい。
万一目に入った場合は、すぐに流水でよく洗い流して下さい。洗い流しても目の違和感が取れない場合は、すぐに病院で治療を受けてください。
◇ 施工方法
下地処理方法
①『貝てきペイント』は、下地のアクや汚れを抑える効果はございません。リフォームなどで既存のクロス等の上に直接施工される場合は、良く掃除をしてから施工してください。
既存のクロスが下地の場合、接着剤が弱くなり浮いている部分や入隅・出隅・クロスの繋ぎ目などが剥がれてきてしまっている物については、施工をおすすめしません。接着が弱くなっている部分に『貝てきペイント』を施工するとクロスが水分を含み、クロスが剥がれる原因となります。
※目地・ビス穴処理に『貝てきペイント』を使用することもできますが、かなり痩せる材料ですので、手間がかかります。ご了承ください。『貝てきペイント』500gに対して300㏄程の水を加えてヘラやコテなどで練って下さい。水は少量ずつ加えて下さい。始めは硬く感じますが練っていく内に水と馴染んで軟らかくなって行きます。
貝てきペイントをパテに使用した場合の硬化開始時間は60分ほどです。
③石膏ボードの継ぎ目には割れを防ぐためジョイントテープや寒冷紗などを張り、貝てきペイントで目地・ビス穴を処理して下さい。
《 注意 》
塗り厚が薄いため下地の凹凸はそのまま塗装面に現れます、特に石膏ボードの継ぎ目はできるだけ平滑に処理をお願い致します。
④『貝てきペイント』で目地・ビス穴処理後、サンドペーパーで目地・ビス穴処理時にできた凹凸を処理してできるだけ平滑にして下さい。#120程度で凹凸を減らし、#240程度で仕上げを行って下さい。
また、サンドペーパーでの処理前に目地・ビス穴処理時にヘラやコテのしごきを充分に行うことにより、サンドペーパーでの仕上げが楽になります。
⑤目地・パテ処理は最低2回行って下さい。
1回目の処理から60~90分ほどで2回目の処理が可能になります。
《 注意 》
『貝てきペイント』は硬化時にヤセが発生します。硬化後、ヤセたことで凹凸ができていないかよく確認してください。凹凸ができてしまった部分には凹凸が無くなるまで目地処理を行ってください。
⑥『貝てきペイント』での目地・パテ処理後60~90分ほどで仕上げの『貝てきペイント』(砂骨材スモールローラー使用)施工が可能です。
気温や湿度によって時間が異なりますのでご注意ください。
ローラーが滑ったり、引きずったりしない程度に表面が硬くなっていれば仕上げの施工が可能です。
砂骨材スモールローラー塗りの施工方法
【新築】
① 塗装前に『貝てきペイント』を良く撹拌してください。
② 入隅部分などのローラーで施工しづらい場合は、予め刷毛(のぞみ『大塚刷毛製造株式会社』)などで施工してください。
隅部分に刷毛で先行して施工する場合は、ローラーの目が付くように多めに塗り付けておいてください。
③ ローラーを軽くボード面にあて、施工面全体に均一に広げるように塗ってください。
この時、可能な限り均一に塗り広げた後で、ローラーを軽く転がしてローラーの跡を付けていくと均一に仕上がります。
④ 塗り継ぎ部分が目立たないよう、表面が乾き始める前に一面を一度に施工してください。
【塗り重ねる場合】
① 前の施工面が乾燥してから重ね塗りをしてください。
(乾燥時間の目安は、施工後約12時間となります。気温・気候によって乾燥時間は変動致します。)
② 2回目以降は先に塗った分が水を吸い込んでしまい塗料が伸びにくくなるので、撹拌後の貝てきペイントにさらに少量の水を加えて軟らかくする、塗装面を霧吹きなどで湿らせておく、ローラーに少し水分を含ませてから塗るなどの対策をとると施工し易くなり、ドライアウトも防ぐことができます。
③ 改修工事などで、既存クロスを剥がした後に塗装し、下地の紙が浮いてきてしまった場合やタッチアップを行う際は、1日以上間隔を置いて『貝てきペイント』が乾いてから補修を行って下さい。
【リフォーム】
〈下地がクロスの場合〉
リフォーム等で既存のクロスに塗装する場合も上記の施工方法となります。ビニールクロス、和紙クロスなどのほとんどのクロスに直接施工可能でございます。
既存のクロスがひどく汚れていたり、一部剥がれ・破れがある箇所がございましたら、清掃・補修を行ってから塗装してください。
既存のクロスを剥がしてから塗装する際は、下地処理を入念に行い、塗装面を平滑にしてから塗装してください。
〈下地が塗り壁の場合〉
漆喰や珪藻土などの塗り壁の上に塗装する場合は、塗り壁が水を吸い込んでしまい『貝てきペイント』が伸びにくくなるので、撹拌後の貝てきペイントにさらに少量の水を加えて軟らかくする、塗装面を霧吹きなどで湿らせておく、ローラーに少し水分を含ませてから塗るなどの対策をとると施工し易くなり、ドライアウトも防ぐことができます。
【その他】
・施工後は、室内にかなりの湿気が放出されます。
・施工後、翌日には軽く触れても問題ないくらいになりますが、完全に乾くには5~7日程かかります。
・ドライアウトが発生しないよう急激に乾燥させないようご注意ください。
・施工直後でまだ水分を含んでいる状態ですと色が濃く見えますが、乾燥すると少し色が薄くなります。
・気温が5℃以下で凍害の恐れがある場合は、施工を避けて下さい。
・撹拌して時間が経過したものを再度使用する際は、固まってしまっている部分を取り除き、少量の水を加えて良く撹拌してから使用して下さい。
・ホタテの貝殻が主原料の為、施工面が完全に乾くまでの間、磯の香りがしますが、有害物質の匂いではありませんのでご安心ください。
・『貝てきペイント』は、通常の取扱いに於いてシックハウス対策規制建材の告示対象外製品です。