【施工】
●糊付けには、一般のクロス施工に使用する糊付け機械を使用して下さい。
●天然素材の糊を使用するため、施工者にも安全です。施工直後も嫌な臭いや目がチカチカすることも無く、快適に過ごせます。
●壁紙自体が通気性に優れていますので、下地にシーラー処理などをしないで施工して下さい。
●カビの発生を防止するには、室内の通気性(換気)を確保して下さい。
●一般のビニールクロスと比較すると、多少継ぎ日が日立ちます。
裏紙について
●製造ロットにより多少の色違いがあります。同―面でロット違いのクロスを貼り合せないようにして下さい。
【施工上の注意】
1.保管時の注意点
●白然素材を原料としておりまので、湿潤下では強度低下・品質の劣化を招く恐れがあります。
乾燥した場所で保管してください。
2.下地調整について
●下地は施工後の不陸を防ぐため、平滑に仕上げてください。
●石膏ボードの目地処理を安全に行いたい場合は、左官用のスーパーガニックS目地用をご使用下さい。
(スーパーガニックSは一般パテ材のように伸びがよくありませんので、施工要領を参照して下さい。)
●リフォーム施工の場合、前の壁紙の剥がし処理は充分行なってください。
●下地類のビス止めは、錆の影響を避けるためステンレスビスや亜鉛メッキビスのご使用をお奨めします。
●『W-2』は、和紙クロスになります、下地の汚れやメモ書きが光の当たり具合で透けてしまうことがございますので、できるだけ下地はキレイな状態にしてから施工をお願い致します。
3.糊付け加工について
●施工の糊は、指定の澱粉糊『貼れ晴れ』を使用してください。季節や時間帯で差はありますがオープンタイムは15~20分を日安にして下さい。早すぎると後伸びして「ふくれ」を生じ、長すぎると相剥ぎや目開きの原因になります。
4.施工方法
●糊付け後の強い折り畳み、積み重ねは折り目がつきますので避けてください。
●撫で刷毛は極力柔らかいものを使用し、縦方向に軽く撫でてください。横方向に強く撫でるとジョイントの不揃いや目開き、表面材への悪影響の原因となります。
●ジョイント(重ね切り)時、下地へのカットを出来るだけ入らないように注意してください。目開きの原因となることがあります。
●クロス製造時のロットにより多少の色の差がありますので、同一面でロット違いのクロスを貼り合わせないようにしてください。
●調湿効果を活かす為、表面処理を施してありません。施工時、施工後には汚れに充分注意してください。
●施工時には急激な乾燥は避けてください。
5.メンテナンス
●ほこりや汚れが付着した際は、布やスポンジで軽く拭き取るか、消しゴムでたたくように消してください。シンナーやベンジン等の有機溶剤は絶対に使用しないでください。変退色する恐れがあります。